大丸鐵興の災害時の防災についてのコラム

みずがめ君からのおはなし~水害、水道工事後の水道水~

先日の西日本を中心とした豪雨「平成30年7月豪雨」で被害にあわれた皆さまに、心よりお見舞い申し上げますとともに、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。一日も早い各地域での復興を願っております。

さて、例年に比べて短かった梅雨が明け、いよいよ夏本番が到来しました・・・というのもつかの間、各地で不安定なお天気が続き、毎日のように集中豪雨のニュースが聞こえてきます。近年、夏の不安定な天候は日本各地でおなじみになってきたように感じます。

集中豪雨が頻繁に起こると、普段は起こらないような水害や、水道管の工事が行われることもあります。水害や水道管の工事があった場合、ご家庭の水道から濁った水が出てきたことはありませんか?水道工事や水害があった際には変色した水出てくることがあります。ほとんどの場合、蛇口を開栓し続けることによって元通りの透明な水に戻ります。また、出てきた水の色によって、水道管に何が起こっているかを予測することができます。

赤色⇒給水管が古くなって錆が発生し、朝など水を使いはじめた時に水の流れが変化して錆が出てきたと考えられます。対策としては、まず、溜まっていた水を雑用水として使用してください。それでも症状が改善されない場合は、古くなった給水管などを取り替える必要がある場合があります。

白色⇒すぐ消える場合:水道水に巻き込まれた空気等の小さな泡が白く見えたものです。水道水の異常ではありません。 静置しておいても白い色が消えない場合:湯沸器や水道管に使われている亜鉛メッキ鋼管や黄銅部、防錆塗料から亜鉛が溶け出て白く濁った可能性があります。朝一番の水のように長期間溜まっていた水や、湯沸器などで加熱された水は白く濁りやすくなります。その日最初に使用する水は雑用水として使用してください。

黒色⇒水道水に含まれる微量のマンガンが消毒用の塩素によって酸化され、黒色の二酸化マンガンになり、これらが水道管に付着し、水道工事等で水の流れが急激に変化し、剥離して流れ出たものです。口に入れないように気を付けて、お近くの水道局などに連絡してください。

まだまだ暑い日が続きますので、上手に水道水を利用して熱中症にならないようにお気をつけてお過ごしください。(2018年7月12日)

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