大丸鐵興の災害時の防災についてのコラム

みずがめ君からのおはなし~猛暑日が続く時には~

昨年に続き今年も暑い日が続いています。関東地方では記録的な速さで梅雨が明けてしまい、10日以上連続して猛暑日が続く地域も多くなっています。皆さまはいかがお過ごしでしょうか。お盆休みや夏休みで家にいる時間が長くなりますが、エアコンを使用して快適に過ごしましょうね。

最近の夏の気候は一方で大雨、もう一方では猛暑など極端な気候が目立ちます。特に今年は広い範囲で猛暑日の予報が出ていて、夜まで暑さが続き熱帯夜のまま次の日も猛暑日になることが多いです。近年、「熱中症」と「猛暑日」が予報用語(天気予報などの解説で使われる言葉)に追加されたことはご存知ですか?熱中症は体温の上昇により体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温の調整機能が働かなくなり、さらなる体温の上昇やめまい、けいれん、頭痛など様々な症状を起こす病気です。自分では気づきにくいため毎年多くの人、特に年配の方が熱中症で救急搬送されます。さらに、現在はコロナウイルスの影響もあって救急搬送が増えているため、すぐに救急車に来てもらえないケースも多いといいます。令和3年から「熱中症警戒アラート」という、熱中症に対する予防行動をとることを促す情報も発信されるようになりました。テレビやラジオ、スマホなどで天気予報を見る際に熱中症の情報も確認するなど、自分から注意して熱中症予防を心がけましょう。

猛暑日が続くと、暑さによって大気の状態が不安定になり、落雷や大雨が短時間で集中して起こるようになります。数年前までは夏から秋にかけては台風による直接的な被害がほとんどでしたが、現在は台風の被害だけでなく、線状降水帯という雨を降らせる積乱雲が次々と発生して同じ場所を通過・停滞することで、線状に伸びた地域に大雨を降らせるものが発生するなど、いままで夏の自然災害の心配が無かった地域でも土砂災害や浸水、河川の氾濫に警戒する必要性がでてきました。大雨災害・豪雨も、停電や断水などのライフラインが停止するような被害になることもあります。日頃から災害対策の準備をしておくことが大事ですね。

変動が著しい昨今の気象・気候状態ですが、どの場所も被災地になる可能性があります。変わりやすい天気に対して、防災と併せて自己防衛の仕方についても見直してみましょう。(2022/8/10)

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